「朝里の水を守る会」会の説明

朝里にヒ素・カドミウム等の有害トンネル掘削土を入れさせず地域の環境と水を守る会

略称:朝里の水を守る会

私たちは北海道新幹線に反対しているわけではありません。
市民の水がめ朝里ダムの上に新幹線トンネル掘削土(有害土)が運び込まれることに反対です。

新幹線掘削有害土の堆積予定地は朝里ダムとの距離がわずか600mほどで、海抜は朝里ダムのほうが200mも低いため、汚染水が流れ込む危険性があります。

掘削土には有害重金属(ヒ素、カドミウム、鉛など)が含まれています。
特に「ヒ素」は掘り出して空気に触れるとすぐに酸化して猛毒の「亜ヒ酸」に変化します。
これは「青酸カリと同等以上」の毒性があります。

また、水に溶けやすいので地中にしみだして河川を汚染しながら酸化してさらに毒性が強まります。
たとえ水で薄まったとしても自然界にある量をはるかに超えているので朝里川の貴重な水資源や生態系に悪影響が出ます。

堆積場所の石切山は北海道が地すべり地帯と認定し、砂防ダムが3ヶ所もあるところです。
その上の傾斜地に55万立法メートル以上、10トンダンプ190,384台分の有害土を堆積するのですから雪解け水や大雨による土砂災害も考えられます。

なぜ「鉄道機構」は堆積所をこんな危険な場所に・・・と思いますが、それは工事優先の考えからです。
住民の生活よりもトンネル出口に近い場所である効率(利益)を求めたのでしょう。

民有地の許可を取れれば良いと、住民には(有害土処理は、国の規制で決められてます)十分な説明もなく、着々と工事が進められています。

朝里に残土を持ち込まれると、この先ずっと水道水や河川汚染の心配しながらの生活になってしまいます。

朝里川温泉と朝里川、市民の水を守るために一人一人の協力が必要です。

◎「朝里の水を守る会」は地域住民有志の会です。
事実をお知らせし、生活、環境を守るため署名等により、市や鉄道機構に残土受け入れ反対の働きかけをいたしましょう。